はないちもんめ

まとまらない

悼辞

白い花が舞う今日この頃、寒さに震えていないでしょうか。こんにちは。貴方のファンです。

いや、ファンと自称するのはおこがましいかも知れません。しかし、貴方が好きだった一人の人間ということだけは認めていただきたいです。

さて、貴方は今日、貴方を愛してやまなかった人々に見送られ、家を出ました。この3日間、貴方のところには沢山の貴方を愛してやまない人達が会いに来たと思います。また、会いに行けなかったが、貴方を思って今も涙している人達がいることも知っているでしょう。

これが貴方が今まで生きていた功績です。これだけの人が貴方の死に立ち向かっています。

笑わなくていい。けれど責めないで。と貴方は言いました。でもごめんなさい。私は貴方を責めたい。

生きていてくれれば、それで良かったんです。それだけで幸せでした。

音楽を捨てたって構わなかったんです。一生歌わなくたって良かったんです。

どうして、死を選んでしまったのですか?

どうして、死を受け入れてしまったのですか?

いえ、ごめんなさい。よく分かっているんです。

大きな黒い犬と一生に生活するのは、困難だったと思います。死を最高の始まりだと、苦しみから解放される最高の選択肢だと思うのも分かります。何故なら私もそう思うから。

苦しくて逃げ出したくて、それでも逃げ出せなくて、逃げ出すには大切な人が多すぎて、

貴方はこんな私にも分かるほど、優しくて、真面目な人です。

少し思い出話をすると、実は私は貴方を最前列で見たことあるんですよ。その時、私は貴方が、真っ直ぐまるで目に焼き付けるかのように星空のようなペンライトの輝きを見ていたことが印象的でした。あの時、私は一緒に行った友人に、ペンサもっとして欲しかったね、などと言った覚えがあります。

でも、貴方にはそれが必要だった。私がもう二度とないと思う最前列で貴方を見ていたのと同じぐらい、あの時、あの瞬間はもう二度と訪れないのですから。それが、分かったきっかけが貴方の死であったことを私は恥だと感じます。

今、Twitterなどには貴方がいかに優しく、音楽を真正面から受け止め、どれだけ人々を幸せにしてきたか分かるエピソードが溢れています。その中には貴方には身に覚えのないものもあるかも知れません。それは貴方にしか分からないので、私には到底見分けることができませんが、それが本当であっても、嘘であっても、貴方が愛されている形が今、目に見えるものになってると私は思います。

貴方は確かに、人々の心の中に生きているのですね。

 

私はここ3日間泣いてばかりいました。

目を瞑ると貴方の笑顔が思い浮かびます。歌を聴くと、貴方の透き通るような歌声がもう二度と生で聴けないのかと涙が出ます。

今日のお見送りの動画は、私にはとても辛く感じました。あの、箱の中に貴方が入っていることが私には到底信じられないからです。

貴方が花たちに囲まれているところでさえ、涙が出るのに、私はまだ理解できていないのです。時間が経つと、この出来事が夢であったと思います。今でもそうです。

でも理解できているんです。貴方はあの箱の中にいて、どんな顔をしているのかは私には分かりませんが、確実にあの箱で眠っているのですね。

理解しているのに、理解出来ていなくてごめんなさい。

きっと私はもう少し泣いて過ごすでしょう。もう、涙は枯れたと思っては泣いていますので、まだまだ枯れてない様です。そういう時は気が済むまで泣きたいと思います。

人の死は、良くも悪くも時間が大切です。受け入れるのには時間がかかります。私はまだかかりそうですが、ご了承ください。

今まで過ごした日常の中に、SHINeeのジョンヒョンとして、また私の元に帰ってきてくれるのをただ、ただ、待っています。

ありがとう。

貴方の笑顔、

貴方の言葉、

貴方の歌声、

貴方の音楽。

全て忘れません。

沢山の愛と感謝を込めて。